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経営・お金のこと

3,200円のメロンソーダとハウスクリーニング単価の話

こんにちは、よわかつです。

 

少し前になりますが、3,200円のメロンソーダというものを飲みました。

味以外にも色々と思うことがあって、

これは仕事に役立つなと感じたのでシェアします。

 

まず、『3,200円のメロンソーダってなんやねん』って思いますよね。

 

僕も最初メニューを見た時に「えっ?ってなりました」

3,200円て嘘だろと。

 

ちなみにコレです。

 

“デザート感覚”「大人のメロンソーダ」

メロンクリームソーダ 3,200円

ホテルニューオータニ(東京)のコーヒーショップ SATSUKIから、大人のための“デザート感覚”「メロンクリームソーダ」が登場。糖度14度を誇る静岡県産の“最高峰”マスクメロンを贅沢に使用し、シュワっと弾けるソーダに。グラスの中には、つるんとなめらかなメロンゼリーとひんやり冷たいアイスクリームも合わせて、“デザート感覚”で楽しめるラグジュアリーなドリンクに仕上げた。

引用元:FASHION PRESS

 

ホテルニューオータニのSATSUKIというお店があるんですが、そこの限定メニュー。

 

メニューを見た瞬間は衝撃でした(笑)

 

「いや、3,200円って・・・」

「頼む人いるの?」

「3,200円あったら居酒屋で2時間くらい飲めるのでは?」

などと考えました。

 

発想が貧困ですね。

 

 

そもそも、なぜニューオータニに宿泊したのか。

そこからお話します。

宿泊の目的は、ブログを書くのに集中したかったので。

 

もちろん、家で出来ることです。

家でやればタダです。

でも、ダラけてしまいます。

なぜなら誘惑が多いから。

TVも漫画もゲームもおやつもあります。

子供が「お父さんあそぼ~」って来たら、それをいいことに一緒に遊んじゃいます。

家は安心するし、居心地いいし、タダだし。

なんだかんだラクです。

これは結構共感してくれる人も多いと思います。

家での作業は色んな意味で負担はないですが、集中しずらい。

 

ちょうど、作業が滞る停滞期だったのと、ちょっとリフレッシュしたいと思ったタイミング。

何気なく一休のサイトを見てました。

国内ホテルの格安予約サイト『一休.com』

(僕は用もないのに一休でホテルや旅館を見るのが好き)

そこに、テレワーク応援プランを発見。

ふむふむ、36時間ステイでミールクーポン1万円つきか。

8時チェックインで翌日20時チェックアウトでホテルに籠もる。

そこでブログを書く。

なんか小説家が旅館に籠もって作品を仕上げるみたいな気分が味わえそう。

想像しただけでワクワクが止まりません。

次の瞬間には予約してました。

 

そういった経緯で宿泊。

作業の合間に休憩しようと入ったお店で冒頭のメロンソーダを発見したわけです。

 

結論から言うと飲みました。

めちゃくちゃ美味しかった。

人工的な甘さを感じない。

でもしっかり甘い。

甘いのに、くどくない。

上品というか、さわやかな甘さ。

僕の食レポの下手さで美味しさが完全に伝わらないのがもどかしい。

 

結果的には大満足。

 

コレが『価値だな』

素直にそう感じました。

 

金額だけで見たら、たしかにメロンソーダで3,200円は高いと感じる人が多数だと思います。

僕は『えっメチャメチャ高いな』ってのが第一印象。

たぶんクーポンじゃなかったら頼んでなかったとさえ思います。

でも1口飲んだ瞬間に幸福感に包まれました。

 

最高級の素材を使って作られたものだから美味しい。

シンプルに、当たり前かもしれません。

加えて店内の雰囲気や、接客。

これらも含めての価値が満足感に繋がっているのだなと。

 

高いからすべてが良いものとは限らない。

とはいえ、安いもので満足できることが少ないものまた事実。

 

高くても、安くても予想を超えた感動があるか?

メロンソーダで例えればメロンソーダ自体の味はどうか?

見た目はどうか(最近では特に写真映えも重要)

お店の雰囲気、接客はどうか。

誰かに思わず伝えたくなるような素晴らしい体験か(クチコミ)

などなど。

これらの満足度が高ければ高いほど価値を感じる。

価値を感じれば、値段に対して『満足したから結果的に安かった』と感じる人も多くなる。

 

ディズニーランドで例えます。

入園者数 1デーパスポート値段 備考
1983年 9,933,000人 3,900円 TDLオープン
1984年 10,013,000人 3,900円 -
1985年 10,675,000人 3,900円 -
1986年 10,665,000人 3,900円 -
1987年 11,975,000人 4,200円 -
1988年 13,382,000人 4,200円 舞浜駅開業/年パス販売開始
1989年 14,752,000人 4,400円 消費税3%
1990年 15,876,000人 4,400円 -
1991年 16,139,000人 4,400円 -
1992年 15,815,000人 4,800円 -
1993年 16,030,000人 4,800円 TDL10周年
1994年 15,509,000人 4,800円 -
1995年 16,986,000人 4,800円 -
1996年 17,368,000人 5,100円 -
1997年 16,686,000人 5,200円 消費税5%/アフター6発売
1998年 17,459,000人 5,200円 -
1999年 16,507,000人 5,200円 -
2000年 17,300,000人 5,200円 -
2001年 22,047,000人 5,500円 TDSオープン
2002年 24,820,000人 5,500円 -
2003年 25,473,000人 5,500円 -
2004年 25,021,000人 5,500円 -
2005年 24,766,000人 5,500円 -
2006年 25,816,000人 5,800円 -
2007年 25,424,000人 5,800円 -
2008年 27,221,000人 5,800円 -
2009年 25,818,000人 5,800円 -
2010年 25,366,000人 5,800円 -
2011年 25,347,000人 6,200円 東日本大震災
2012年 27,503,000人 6,200円 -
2013年 31,298,000人 6,200円 -
2014年 31,377,000人 6,400円 消費税8%
2015年 30,191,000人 6,900円 -
2016年 30,004,000人 7,400円 -
2017年 30,100,000人 7,400円 -
2018年 32,558,000人 7,400円 年パス使用不可日導入/TDL35周年
2019年 29,008,000人 7,500円 消費税10%
2020年 7,560,000人 8,200円 コロナ休園/TDL新エリア開業
2021年3月 未発表 8,700円 チケット価格変動制へ
2021年10月 未発表 9,400円 TDS20周年

引用元:CASTEL

 

料金だけ見ると、メチャメチャ値上げしてます。

しかし注目したいのは、値上げを繰り返しながらも入場者を増やしていること。

 

つまり、値上げしても、それを上回る満足度がある証拠。

ディズニーランドでは設備投資をガンガン行い、アトラクションを増やすなど

お客さんが満足する為の改善を絶えず繰り返しています。

 

たとえば、料金はずっと変わらないけどアトラクションもずっと同じ。

施設はだんだん古くなる一方・・・。

これでは夢がないですよね。

とくにテーマパークの場合これでは致命的。

料金は据え置きでも、新しいファンを増やし、リピーターを増やすのは難しいでしょう。

 

 

もちろん業種による違いはあります。

派手な設備投資が難しい、少し値上げしただけで客足が遠のく、そんな業種が多いのも理解してます。

特に薄利多売スタイルの飲食店などは値上げは難しいですよね。

 

ただ、そこで言い訳や出来ない理由を探すか?

別の視点を持つか。

この違いは大きい。

 

ハウスクリーニングでも、値上げできない理由を探すのは簡単。

『相場がこれくらいだから』

『予算が決まってるから』

『安い業者に仕事を取られるから』

 

めちゃくちゃ分かります。

たしかに、そうなんです。

とはいえ、あなたがこの先もずっと値上げを諦めて仕事したいかってことです。

 

【ハウスクリーニングって簡単な仕事でしょ?】

と言われた経験ありませんか。

経験者なら『大変だし、肉体的にもハードな仕事』って分かりますよね?

だから薄利多売で休み無く働くのってキツイはずです。

 

単価が上がれば、肉体的にも精神的にも、金銭的にも余裕が生まれます。

お客さんのために、もう少し時間をかけてキレイにしたい。

だけど、切り上げて次の現場に行かなきゃ。

こんなケースもありますよね。

十分な単価であれば、余裕を持ったスケジュールを組めます。

 

1日1万円で30日働いて30万円。

単価が1.5倍になれば同じ30万円を20日で稼げます。

10日も休みが増えるって大きいですよね。

 

 

単価を上げるために、価値を伝える。

伝える価値の作り方が分からない、

そもそも自分が提供できる価値って何があるの?

その悩みは勉強する。時には他業界も含めて。視野を広く。

 

価値の伝え方も同様。

広告もホームページも反響ないな。

SNSも伸びないな、と思えば他業界を含めてヒントを集めると良いです。

 

3,200円のメロンソーダでも美味しくなければ文句が出ます。

でも、満足する人が多ければ話題になります。

 

在宅清掃も空室清掃も、安さだけを求めてるお客さんばかりじゃありません。

 

わかりやすく例えると

 

客単価5万円くらいする寿司屋の常連さんは、きっと安さは求めてないのと同じようなことです。

 

もちろん安い業者を探してるお客さんもいます。

 

大事なのは、あなたがどんなお客さんにどんな価値を提供したいか。

その価値をいくらに設定するか。

 

そして、その価値をまだ知らない人にどう伝えていくか。

このあたりかと。

 

そう考えていくと、ただ単価の安さを嘆いてるより、わくわくしてくるはず。

 

もしこれからハウスクリーニングで起業するって人も、参考になる話かと思って記事にしました。

 

追伸

結局その後ケーキも食べてお会計は5,000円くらい。

 

 

大満足してたら、別のテーブルに家族連れが入店。

両親と小学生くらいのお嬢さんが2人。

全員がメロンソーダ飲んで、ケーキ食べてました。

そこには一切の躊躇も無かったです。

たぶん会計は2万くらいだと思います。

昼下がりのコーヒータイムで2万。

富裕層にとっては、僕がドトールでコーヒー飲むのと同じ感覚なんだと思います。

 

お金持ちは住む世界が違う。

でも、僕たちが取引するのは投資家の人も多い。

何千万とか億超えの物件をいくつも所有していたり。

お金持ちの価値観にちょっとでも触れるのは大事なことかなと。

 

これまでの仕事を通じて富裕層の方とお話する機会も数多くありました。

そこで感じたのは、お金持ちは納得いくものならお金を惜しまない人が多いこと。

そのかわり、納得できない、価値を感じないものには1円も払いたくない。

こんな感じの人が多いように感じます。

(あくまで傾向です)

 

彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず

 

これは孫子の有名な教えです。

自分を知り、相手のことも研究しないと負けるよって意味ですね。

 

 

視野を広げようって話はこちらで詳しく知ることができます。

 

 

では、また。

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