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経営・お金のこと

職人の仕事の速さと正確さは誤差?

本日、こんなリツイートをした。

 

 

 

ちなみに、元のツイートはこちら。

 

 

 

2022年3月2日22:00現在でいいね187

 

反響が大きいですよね。

 

 

ちょっと深掘りしてみたいと思い記事にしました。

(数日間、公開した後はメルマガ配信用に保護する予定)

 

 

職人の仕事の速さと正確さは誤差?

 

これ、僕はめっちゃ同感です。

 

でも、「職人の仕事の速さと正確さは誤差でしかない」

 

こう正面切って言われると、カチンと来る職人もいると思います。

 

最初に言っておくと、どちらも正しく、そして自由です。

 

だって考え方、感じ方は人それぞれだから。

 

誰かに強制されるものではありません。

 

それを踏まえて。

 

もう一度言います。

 

僕も「職人の仕事の速さと正確さは誤差でしかない」には賛成。

 

とはいえ、僕は清掃業の職人なので清掃(特に空室清掃では)という事です。

 

では、なぜ僕が空室清掃では職人ごとの速さ、正確さは誤差の範囲でしかないと感じるのか?

 

その理由をお話します。

 

先日取ったアンケート結果をご覧ください

 

これは、先日取ったアンケート。

 

 

これ、実は衝撃のアンケートだと思いませんか?

 

 

なぜなら、「未経験者でも3ヶ月以内に一人前に育てる」

と回答した現役の掃除屋が72%もいるという現実。

 

言い換えると、未経験者でも3ヶ月で一人前になれる世界。

 

もっとも、清掃技術は奥が深いので追求しようと思えば終わりはありません。

 

ですが、これから重要なことを言います。

 

 

それは、発注者側は実はそこまで技術を求めてないのです。

 

それよりも、人当たりや人格で選ぶ。

(なんなら見積金額よりも重視してる)

 

 

ここに空室清掃で稼ぐ大きなヒントが隠されています。

 

 

発注者側がどこまで判断できるか?

 

以前、noteで「芸能人格付けチェック」がとてもビジネスのヒントになったという記事を書きました。

 

その中でこんなことを書きました。

事前情報として

A.ハウスクリーニング歴10年のベテラン 年間施工実績○○件

B.ハウスクリーニング初心者 まだまだ分からないことだらけですが一生懸命頑張ります

って2人がいたとします。

で、空室清掃をそれぞれやってもらいます。

そして仕上りをチェック。

おそらく、Bの方が手直しが多くなります。

理由は、経験の差はもちろんあります。

しかし、事前情報で『初心者』ってワードがあることでチェックする側が、マイナスの感情を抱くから。

あなたも応援を頼んだ時や、人を雇った時に思い当たるケースはありませんか?

・前にもクレームを出した人

・経験の浅い初心者

このような場合はいつもより入念にチェックしたくなるはずです。

一方で、自分より経験のある人に応援に来てもらった時。

『○○さんなら大丈夫だろう』と思って、そこまで細かくチェックしなかったり。

僕は不動産会社で勤務経験があります。

つまり、空室清掃を発注する側にいました。

ハウスクリーニングで起業後も、自分が元請けとして空室清掃を外注したり、応援を呼んだ経験は豊富です。

ここだけの話、空室清掃のチェックをした時に業者ごとに仕上りに差があるケースはありません。

(厳密にはありますが、おそらく清掃業者が思ってるほどの違いはない、という意味です)

だけど、やはり前にもクレームを出した業者の仕上りをチェックする時には厳しい目線になります。

そして、何年も取引があってクレームがほとんど無い業者の現場のチェックは甘くなります。

きれい事抜きに、これが現実でしょう。

 

詳しい記事はこちら(無料で読めます)

 

はっきり言って、事前情報がなければ仕上りの善し悪しを判断するのに、そこまで差は出ません。

 

まして仕事の速さは、発注側にはそこまで関係無かったりします。

 

なぜなら期限までに終わらせてくれればOKだから。

 

たとえば3月2日までに空室清掃を終わらせて、という約束なら。

3月2日の12時で完了しようが14時で完了しようが関係ないわけです。

 

だから、数時間スピードが早くても、それは作業する側の自己満足とも言えます。

 

 

でも、人当たりや人格はどうでしょう?

 

もし、あなたが誰かにものを頼む時どちらに頼みたいですか?

 

Aさん・・・腕は良いけど無愛想。連絡もなかなか付かない。時間や期限にルーズ。

 

Bさん・・・腕は中の下くらい。愛想が良く、こまめに報告・連絡・相談をくれる。几帳面で真面目。締め切りは厳守するタイプ。

 

 

僕ならBさんの方が安心。

 

しかも、人格に問題がなければ仕事の付き合いの中で、仕上りのフィードバックをしたり、

お互いの要望を伝え合ったりして良い関係が築けそう。

Bさんも仕事熱心な方であれば腕前もどんどん上がってくるかもしれないという期待感もある。

 

これらが理由。

 

 

きっと僕と同じように考える方が多いのでは。

 

 

あなたはどう考えますか?

 

誤差の範囲内で熾烈な競争をしても無駄

 

もちろん、仕事を請けたら一定以上の水準で仕上げる必要はある。

 

だけど、前述したように仕上りは追求すればキリがない。

 

そして、チェックする側も合格ラインに達していればそこから上は特に問題にしない。

 

まあ、仕上りが良いに越したことはない。くらいの感覚。

 

むしろ、仕上りにストイックすぎて、あれこれ譲れないポイントが多い頑固な職人タイプは

面倒くさいと思われることも。

 

 

それらを踏まえると・・・

 

ちょっと過激なことを言うと、

誤差の範囲内で必死に競争しても無駄、ということ。

 

 

気分を悪くする人もいるかもしれません。

 

でも、あえて問いたい。

 

 

あなたが空室清掃の仕事をしている意味は?

 

たとえばお金をもらえなくても、ボランティアで空室清掃をしますか?

 

空室清掃でお客さんに喜んでもらい、

 

そして(1円でも多くお金という)対価を得たい。

そういう考えは、

本当に悪いことだと思ってますか?

 

 

清掃業は職人的な感覚が大切な仕事でもあります。

 

同時に、仕事である以上は利益を求めるのが自然なこと。

 

そして、利益を求めるには他社(他者)との競争は避けては通れませんよね。

 

では、どの部分で競争すれば良いのか?

 

 

答えは、お客さんが求める部分で他社(他者)を圧倒すること。

 

 

分かりやすく例えます。

 

回転寿司に来るお客さんが求めることは?

 

お金に糸目はつけないから、とにかく希少なネタを食べたいのでしょうか?

 

時間を気にせず、ゆったり静かに接待などでも利用出来る空間を求めてるのでしょうか?

 

まあ、上記のようなお客さんもゼロではないかもしれません、

 

 

しかし、圧倒的に多いのは

 

・手軽に美味しいお寿司を食べたい

・1人でも家族連れでも気軽に入れる

・子供からお年寄りまで食事を楽しみたい

 

こんなニーズが多いですよね。

 

だから、開店寿司ではチェーン展開をして大量仕入れによりコストを削減。

手頃な値段でお寿司を提供。

 

また、メニュー開発にも力を入れてお客さんが飽きないように次々に新メニューや期間限定メニューを投入。

 

といった感じ。

 

そして、やはりメインはお寿司。

 

なので、たとえば「ガリ」とか「しょうゆ」とか「わさび」とか。

 

もちろん気は使っているし、より美味しいものをと考えていても、

お客さん側としてはそのへんは「誤差」の範囲かなと。

 

俺はスシローのしょうゆが一番好きだからスシローしか行かない。

 

こんなこという人は少数派な訳で。

 

というような感じです。

 

なんとなくお分かりいただけたかと思います。

 

 

まとめ

 

ハウスクリーニングの仕事をしていると同業者同士でつるむことが多いです。

(僕は人付き合いが苦手なので同業者とワイワイやることは少ないですが・・・)

 

すると、どうしても身内での価値観に染まりがち。

 

いかに技術を高めるか、みたいな。

 

でも、ちょっと視点を変えてみる。

 

ハウスクリーニング業界を俯瞰してみる。

 

外の業界から、ハウスクリーニング業界はどう見られてる?

 

発注する側はどう見てる?何を望んで、何に不満を抱いてる?

 

 

 

内側からは気がつかなかったことが見えてくるはず。

 

発注者側になったつもりで、または発注者側のツイートなどをリサーチ。

 

すると今回のような発見があるよ。

 

ってお話でした。

 

 

僕も改めて勉強になったのでシェアしました。

 

 

こちらの記事も参考にどうぞ。

 

 

 

 

 

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