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経営・お金のこと

カレールウの話からハウスクリーニングの売上について考える

こんなツイートをしました。

 

拡散の発信源とみられるのは、「ツイッターで見た「カレールウは小さく割らずに大きいまま入れるとすぐに溶ける」っていうのをやってみたら本当だった。凄い!わたしは今まで何をやっていたんだか…」という投稿。「理系なのでやはり理由を知りたい」「刻んでたのなんだったんだ」などと驚きの声とともに、「これ試してみたけど本当だった。わたしも今まで何をやっていたんだか…」と実践したとみられるコメントも。4000以上リツイートされ、9000近いいいねが付いています。

引用元:Yahoo!ニュース

 

カレールウ。

 

僕はこれまで小さく割ってました。

 

だって、パックに切れ込みあるし。

大きなかたまりより、小さいほうが溶けやすいイメージあるし。

イメージというか固定観念?先入観?

の感覚が近いかも。

 

もう、大きなかたまりのまま入れてみようって発想自体なかった。

思考停止状態。

 

小さく割る入れ方で特に問題なかったというのも1つの理由。

仮にルウが溶けず、ダマになった失敗をすれば違ったかも。

ダマにならない為にはどうするか、調べたかもしれない。

もしくは調べずに自分なりに考えて試行錯誤したかもしれない。

失敗したのは、「たまたま」と感じて、

他のやり方を調べず、そのまま同じやり方をしたかもしれない。

そして、次は成功。

その後も、たまにダマになるけど(20回に1回くらい。頻度は適当なたとえ)許容範囲と思うかもしれない。

 

一旦まとめ。

危機感とか必要性を強く感じないと人は行動しないなと。

興味でもいいですね。

 

めちゃくちゃ興味を持てば行動しますから。

ちなみにカレールウの入れ方の正解(メーカーの見解)は記事の最後で紹介してます。

 

次へいきます。

 

危機感や必要性を感じるには、やはりインパクトのある『何か』が必要。

大きな失敗もそうですし、衝撃を受けた発見など。

「もうこんな失敗したくない」

「そんなことができるのか!はやく知りたかった!いますぐやろう!」

とかこんな感じですね。

 

反対に、緩やかな失敗は危機感を感じにくいですね。

 

分かりやすくたとえると、高速道路の渋滞原因。

 

渋滞の原因の1つに「坂道」の存在は指摘されてます。

しかも、やっかいなのが「ゆるやかな坂道」

 

運転してると気がつかないくらいの、ゆるい上り坂。

普通にアクセル踏んでるつもりでも、自然とスピードが落ちている。

これが後続車両にもどんどん伝染。

 

結果的に、緩い上り坂から渋滞が発生するというメカニズム。

「この先上り坂」「スピード低下に注意」みたいな注意書きがあるのはこのため。

 

ハウスクリーニングでも、クレームは出るけどたまにだからいっか。とか

空室清掃でよく設備や備品壊しちゃうけど、そこまで怒られないから大丈夫。

とか言って安心してるようなものです。

 

当然ですが、信頼は確実に目減りしてます。

でも、ゆるやかに下り坂を転がってる状態なので、本人が気づかない状態。

(これがめちゃくちゃ大クレームなら嫌でも気がつくのですが)

 

売上もそうですよね。

一気に売上が半分になれば、いやでも危機感を覚えます。

そして、すぐ対策を練ります。

 

ところが、毎月5%づつ売上が下がると。

「ん?少し前月より下がったくらいで、ほぼ横ばいだな」

と感じてしまう。

 

「多少下がったけど、誤差の範囲かな」

「来月には元に戻るだろ」

こんな感じです。

数字は例えなので、受注件数や金額に置き換えてイメージしてもいいですね。

 

これだと、よりイメージしやすいですか?

 

月100万の売上が翌月に一気に50万に下がれば、危機感を覚えます。

でも100万→99万→97万→97万→95万→96万→97万→95万→93万

のように微減と微増を繰り返すと?

 

100万ベースでの考えが、いつしか95万を基準に上下を気にし始めてしまったり。

100万を切った危機感よりも、95万あたりの上下に一喜一憂したり。

長いスパンでみると下がっていることに気がつきにくいという。

これ、気をつけたいですよね。

 

いまの仕事のやり方、完成形ですか?

長期スパンで売上推移は上昇傾向ですか?

 

 

掃除のやり方。

道具や洗剤。

集客方法。

単価の上げ方。

時間の使い方。

 

これ以上の伸びしろ、ありませんか?

どこかに工夫の余地があるかもしれません。

 

大きな失敗や、衝撃を受けた発見、興味をそそる情報。

失敗は別として。

衝撃を受けた発見や、興味をそそる情報は黙っていても、誰かが教えてくれるとは限りません。

 

「こんな情報があるよ」

「これを試してみたら?」

「こうした方が上手くいくよ」

小さい子供なら、お母さんが手取足取り教えてくれるかもしれません。

 

でも自分で起業したら?

自分から動いて情報を集める必要があるのは言うまでもないですよね。

 

ちなみにカレールウの溶かし方についてのメーカーの見解はこちら。

商品裏面に記載通りにお作りいただくのが簡単においしく召し上がっていただく方法ですが補足をいたしますと(1) 火を止めて粗熱を取ってからルウを加える。(鍋の大きさなどにもよるので時間の目安は特にお示しておりません。)(2)火を止めた後、濡れ布巾の上に鍋を置き少し冷ましても良い(3)ルウを加える時、鍋の中で具材を片側に寄せる。煮汁のみの所にルウを加えたほうが溶けやすい。(溶けた後に混ぜやすい)(4)混ぜるときはお玉ではなく木べらがおすすめです。鍋底に当てて混ぜるようにするとじゃがいもが崩れませんーがあります。質問にある水の投入を分けることで温度を下げる方法については、味がブレやすくなるためおすすめしておりません

引用元:Yahoo!ニュース

 

でも、僕が個人的に発見だなと思ったのがこれ。

 

油脂が溶け出す温度以上で、かつ小麦粉が糊化する温度より低い煮汁でルウを溶かしていただくことが大切です。これが「いったん火を止め、ルウを割入れ溶かす」ということです。中心部まで温度を伝えて固形油脂を溶かすためには、ルウは大きなままよりも割り入れることをおすすめします。最適な温度は65度くらいです

引用元:Yahoo!ニュース

 

65度で溶かすのが最適・・・だと。

 

いやw

 

箱に書いておいてよ。

ってなりませんか?

 

火を止めてルウを入れるとしか書いてないじゃん。

僕は65度で溶かすのが最適と書いてあるのを、この記事を書いてる時点では見たこと無い。

もし書いてあったらごめんなさい。

でも多分書いて無い(しつこいw)

 

 

ぼくはいつも、火を止める→すぐにルウを割り入れる。

 

こうでした。

だって熱いうちが早くルウが溶けそうだと思ってたから。

 

記載通りに作れって言うけど、65度に関しては記載なし・・・。

 

あまり言うと面倒くさいクレーマーみたいになるので、このへんで。

 

というか、ここで僕が個人的な発見といったのは、この視点なんです。

 

つまりメーカー側が「当たり前」と思ってることと、

一般消費者との認識にはけっこう大きなズレが存在するなと。

 

これはカレールウだけではありません。

 

たとえば、よく専門用語は使うな、お客さんに分かりやすい言葉で、って言いますよね。

でも、言葉以外にも専門家からしたら当たり前の思考も、もしかすると一般のお客さんは分かってないかも。

そう考えるのは大事かなと。

 

プラスに捉えると、僕たち清掃業者が当たり前の感覚が、一般的には目から鱗、教えてくれてありがとう!と

言って貰える情報がたくさんあるかも。

 

専門家にとっては当たり前。

だけど一般には知らない人が多い。

 

こういう事例は結構あります。

だけど、そこに気がつかない人が多い。

 

 

 

バズツイート連発されてる方ですが、めちゃくちゃ参考になりますよね!

 

「そうだったのか!」

「いままで困ってたけど、この情報で助かった!」

「教えてくれてありがとう!」

となる好例ですね。

 

 

自分にとっては当たり前だと思ってた知識、技術が実は他の人にとっては貴重なものだったり。

 

このあたりが『価値』に気がつくかどうかの別れ道。

 

反対に自分では価値があると思っていても、誰からも見向きもされない。

そんなこともあります。

 

お客さんにとっての価値はなにか?

お客さんは何に悩み、困っているのか?

何に価値を感じ、お金を払うのか?

その価値を自分は持っているのか?

持ってなければ、これから身につけられるか?

 

このあたり探っていくと楽しいです。

 

手っ取り早く学びたいなら、この本は強くおすすめ。

 


 

『価値』とはなにか?

分かりやすくまとめてある。

読み終わると、世の中を見る解像度が上がる感覚を味わえます。

ぼやっとしたものが、クッキリとハッキリと。

遠くまで見通せる。

そんな感じ。

 

分かりやすく例えるなら、目が悪い人が初めてメガネやコンタクト付けた時みたい。

Drストーンでいうと、スイカが初めてメガネ掛けた時のようなものです。

 

読んでない人には伝わらないですねw

 


 

こちらも面白いです。

 

 

価値についての話はこちらでも詳しく知ることができます。

 

 

 

では、また。

 

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