ハウスクリーニングは儲からない
僕はハウスクリーニングの仕事を始める前、人に相談すると冒頭のセリフをよく言われました。
あなたも言われたことありませんか？
どの仕事でも稼げてる人もいれば、稼げてない人がいるのが事実です。
だからハウスクリーニングは儲からないと言われても半分は本当で半分はウソ。
軽く聞き流しておきましょう。
そうは言っても、これからハウスクリーニングの仕事をする人にとってはどのくらい稼げるか気になりますよね？
結論は月収20万なら見習いでも稼げますので安心してください。
そして月収30万稼ぐ方法をこれからご紹介していきます。
再現性の高い方法なので、記事を読んで確実に実践することで、まずは30万円を稼ぐことが可能になってきます。
社員として月収30万円を目指す方法が堅実
無理なく月収30万を目指すなら、ハウスクリーニング会社で社員として働くのが堅実な方法。
当たり前すぎると思われますが、未経験者が確実に30万円を稼ぐ方法としては最も可能性が高いです。
なぜならハウスクリーニングで独立した場合、最初からいくら稼げるのかは誰にも分からないからです。
こちらの記事でも書きましたが、見習い先から独立して仕事を回して貰えれば売上の見込みは立つでしょう。
最初からうまく行って大きく稼ぐこともあると思います。
しかしハウスクリーニング会社の社員になれば毎月の給料が決まっているので安定感があります。
あなたがもし当面は独立を考えていないなら、まずは社員として月収30万を目指す方法をおすすめします。
ハウスクリーニング会社の社員はいくら稼げる？
求人情報の採用条件をチェックすれば給与・その他条件が事前に分かります。
そこで基本給の高い会社、評価がきちんと昇給に反映される会社、年収のモデルケースなどを確認。
条件の良い会社を見つけることで30万円を稼ぐ可能性はグッとあがります。
しかしながら一部の大手を除き、ハウスクリーニング会社の社員は月収30万がほぼ天井です。
これは私が実際に同業者や関係者から直接聞いた話。
以下のデータからも分かると思います。
ハウスクリーニングの仕事の平均時給はアルバイト・パートで約996円。派遣社員では1,159円程度の相場になっているようです。
また、正社員の平均年収は約348万円で月給換算すると29万円、初任給は21万円程度が相場のようです。引用元：求人ボックス
ハウスクリーニング会社の社員になった場合、給料を上げる方法をお伝えします。
昇給の条件はどの会社もだいたい共通。
- 一人で現場を仕上げられるようになる
- あたらしく入ってきたスタッフに教育出来るようになる
- 複数の現場を管理できるようになる
- 小修繕など出来る作業の幅が広がる
- 集客や経理など事務的な仕事ができるようになる
etc
つまり、イチ作業員からリーダー的な立場、そして経営者側の仕事が出来るようになればなるほど給料UPが期待できます。
僕の見習い先は従業員は6名ほどでしたが、社長の右腕的な存在の人は様々な業務をこなしていました。
僕は日給8,000円スタートでした。
25日働くと20万の計算になります。
だいたい他の人は月給25万くらい。
社長の右腕的な会社のナンバー2で月収30万くらいでした。
どちらにしても、独立したらすべての業務を自分でやることになります。
安定よりも30万以上稼ぐことを目指すなら独立を視野に入れて考えましょう。
独立して月収30万円のモデルケース
では独立した場合はどうでしょう？
在宅メインか、空室清掃メインかでも変わってきます。
在宅ハウスクリーニングは集客が大変なので、最初は空室清掃がおすすめ。
月収30万を稼ぐなら2DKまでの間取りを、自分だけで1日で仕上げられるスピードは必須条件。
理由は2DKに2日間かかるようなら、よほど高単価の案件をこなさないと無理だから。
ハウスクリーニングの経験が浅いうちは単価の高い仕事はそうそう取れません。
お客さんの立場になって少し想像してみてください。
同じ料金なら初心者に頼むより経験豊富な人にお願いしたいですよね？
つまり経験が浅く実績もない時期は、他業者より安い料金で仕事を取るしかないのです。
ちなみに僕が経験した中で1番安い単価はこんな感じです。
- 1Kの空室清掃が税込み10,000円
- 1LDK、2DKが税込み14,000円
- 2LDK、3DKが税込み16,000円
- 3LDK、4DKが税込み18,000円
これはかなり安い部類です。
しかしこの位の厳しい条件で計画を立てておきましょう。
楽観的な予想をして、後から慌てるよりも数倍マシです。
この単価で計画をたてると、1Kを30件やれば30万税込み。
2DKを21件やれば30万税込み。
実際にはバラバラに依頼がくるので1Kだけとか2DKだけやることはありません。
しかし、必死にやればこんな安い単価の仕事でも月収30万は決して高い目標では無いことが分かると思います。
独立して30万を目指す具体的な方法
はじめは単価の安い仕事でひたすら経験を積みましょう。
「量をこなさないと質は上がってきません」
逆を言えば量をこなすことで質が上がりますし、実績も着実に増えます。
独立直後からマッチングサイトに登録して、SNSやホームページも作成しておきます。
ネット経由からの集客には時間がかかるので、集客できる方法を長い目で育てていくイメージです。
ネットからの集客の準備が出来る間にひたすら経験を積んでいくイメージです。
実績が出来て技術レベルも上がれば、それを単価に反映出来ます。
単価が上がれば、1件あたりの売上が大きくなるので少ない件数で30万稼ぐことが出来ます。
例えば1Kの単価が10,000円から15,000円に上がるだけで30万稼ぐのに必要な件数はこうなります。
単価10,000円の場合30件
単価15,000円の場合20件
5,000円違うだけで件数は10件も少なくて良いのです。
浮いた時間で別の物件をやればさらに収入は上がります。
単純計算で15,000円で30件やると45万円の売上です。
浮いた時間でホームページやSNSを強化すれば集客も期待できます。
具体的な数字に落とし込むと、「ハウスクリーニングは儲からない？」という不安も少しは軽くなりますよね。
※単価UPのまとめ記事は作成中
まとめ
「ハウスクリーニングは儲からない」
よく言われるセリフですが、ひとつひとつ丁寧に考えていけば必ずしも稼げない仕事ではありません。
未経験者でもスタートしやすく、働き方の自由度も高いというメリットがあります。
未経験の初心者でも月収30万円までなら気合いと時間を切り売りする大量行動で実現できます。
少しずつ経験を積むごとに、仕事を効率良く出来るようになりますので30万を稼ぐハードルも下がってきます。
しかし売上を50万、100万と伸ばしていくには戦略を立てて実行していくことが必要。
単価UPや外注を使うなどがその戦略となります。
※戦略についてのまとめ記事は作成中
ハウスクリーニングは決して儲からない仕事ではありません。
まずは月収30万を稼ぐことを目標にしていきましょう。
