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技術・マインド

空室清掃で稼ぎたければ雑工事は自分でやるな!の理由とは?

「ハウスクリーニングで独立したけど売上げが伸び悩んでいる」

「1件あたりの単価が低くて稼げない」

「収入UPのために掃除以外にも出来る作業を増やそうかな?」

そんなお悩みありませんか?

もし心当たりがあれば最後までぜひ読んでみてくださいね。

雑工事も出来るようになると単価UPは可能?

僕の元にはよく、「雑工事も覚えれば単価UP出来ますか?」という質問が多くきます。

結論から言います。

空室清掃で稼ぎたければ雑工事は自分でやるな

というのが僕の答えです。

 

空室清掃の相場は安いけど、仕事内容が自分に合っている。

在宅清掃よりも、自分のペースで仕事が出来る空室清掃が好き。

一人で黙々と出来る空室清掃に魅力を感じる。

などなど。

 

様々な理由から、自分から好んで空室清掃をメインにしている人は多いです。

しかし、出来ればもう少し稼ぎたいと悩んでいる人が多いのもまた事実。

 

そこで、網戸張り替えや、水栓交換、クッションフロアの張り替え等の工事や小修繕(いわゆる雑工)を覚えて単価を上げようと考える人が出てきます。

 

ここで大切なのは、一度立ち止まって単価についての確認をすることです。

 

前提として、売上げは空室清掃1件あたりの金額×いくつ空室清掃をやったかで決まります。

参考

例、売上げ100万だった場合。

空室清掃50件で売上げ100万の場合、

1件あたりの平均単価は2万円。

これが空室清掃10件で売上げ100万だったらどうでしょう?

答えは、1件あたりの平均単価10万円となります。

 

同じ売上げですが、50件やるのと10件やるのでは大違いですよね?

さすがに単価が5倍違うのは極端な例えですが、同じ作業内容でも単価が2~3倍違うケースはあります。

 

では、どのように単価を上げるのか?

通常のハウスクリーニングに加えて、雑工も出来ることをアピールして、網戸張り替えや水栓器具の交換で売上げを上げますか?

 

答えはNOです。

 

たしかに、ハウスクリーニング以外の作業を追加すれば売上げがUPするのは当然です。

単純に多く作業したので、その分お金をもらっているに過ぎません。

 

例えば、もともと内装関係の仕事をしていた、電気工事の仕事をしていた、水道関係の仕事をしていた、という人ならやっても良いと思います。

 

しかし、あなたがまったく未経験から新しく雑工の仕事を覚えて単価を上げるつもりなら、辞めた方がいいです。

 

理由は、シンプルに「割に合わないから」です。

 

具体例をあげて説明します。

 

網戸張り替え、水栓器具交換、クッションフロアの張り替え、またはハウスクリーニングに近いところで言うとお掃除機能付きエアコンのクリーニング。

 

これらをイチから覚えて、プロとして自信を持ってお金をもらえるまでに、どのくらいの期間を想定してますか?

 

普通に施工できるのはもちろん、イレギュラーなことがあった時に柔軟に対応出来ますか?

 

トラブルが発生した時にプロとして適切に対処できますか?

 

僕は賃貸物件の空室清掃を専門にしています。

ですから、お掃除機能付きエアコンのクリーニングはやっていません。

 

なぜなら賃貸物件についているエアコンはほとんど壁掛けノーマルエアコンだからです。

僕の体感としては、賃貸物件の空室清掃を100部屋やってもお掃除機能付きエアコンは1台あるかないかです。

 

そのわずか1%にも満たないケースに備えてお掃除機能付きエアコンのクリーニングを完璧にマスターするのは正直、割に合わないです。

メーカーごとに違う分解方法。

毎年、新しい機種が各メーカーから発売される。

その都度、新しい情報を仕入れて完璧に作業が出来るようにしなければいけません。

エアコンクリーニング専門業者でもなければ、さすがに割に合わないのは言うまでもありません。

 

趣味でやっているならまだしも、僕はビジネスとして掃除をしています。

 

限られた時間を使って、いかに効率良く稼いで、お客さんにも満足してもらえるかを常に考えています。

 

網戸張り替えしかり、水栓器具交換しかり、クッションフロア張り替えや、その他の雑工しかり、、、。

全てマスターするまでに、どのくらい時間と労力が必要でしょうか?

そして、本職の内装業者さんや水道業者と比較して勝てるレベルまで行けそうですか?

 

「餅は餅屋」という言葉があります。

はっきり言って、ちょっと出来るようになった位で、その道で10年、20年、30年と飯を食ってきた職人に勝つことは困難です。

専門分野はその道のプロに任せましょう。

 

その分、他の単価UPできる方法に集中すべきだと僕は考えます。

 

雑工事を覚えるよりも専門性の高さで勝負する

雑工を覚えずに、専門性の高さで一点突破を目指す。

これが、僕が相談に来た全員にお伝えする言葉です。

 

もっとシンプルかつ強めの言葉に置き換えるとこうなります。

「出来る仕事の幅を広げようと努力する人ほど貧乏になります」

 

え?

 

色々な仕事が出来た方が、お客さんは喜ぶのでは?

と思いますが決してそうじゃありません。

 

色々な仕事を高いクオリティで出来れば喜ばれますが、専門性が低く作業のクオリティが低ければ逆効果。

 

むしろ、出来ないことは出来ないと正直に伝える。

中途半端なクオリティしか提供出来ないなら引き受けない、というニュアンスですね。

責任が取れない仕事は断る姿勢こそが、信頼を生むことになります。

 

 

さらに、「この分野なら負けない」という高い専門性があれば大きな武器となります。

このブログ全体を通じておすすめしている空室清掃に特化するのは、この専門性を高める戦略に最もマッチしてるからです。

 

中途半端に色々と手を出すのは逆効果。

ハウスクリーニング独立開業した直後はとにかく空室清掃に集中して、「空室清掃なら○○さん」のイメージを定着させてください。

 

そうすることで、新規営業をした際に差別化できます。

 

「空室清掃出来る業者」と「空室清掃の専門業者」、どちらに頼みたくなりますか?

 

専門性を突き詰めるからこそ、作業クオリティも上がり、お客さんも満足し、信頼度が上がります。

結果として、高い専門性を武器に新規営業で高い単価の仕事を取ってこれる流れが出来上がります。

まとめ

ココがポイント

ハウスクリーニングで失敗したくなければ雑工はするな。

中途半端に雑工事に手を出すなら、その分の時間と労力を空室清掃に全て投入して専門性を高めて武器を作る。

これが、この記事で最もお伝えしたかったことです。

 

はっきり言って、僕が独立開業してからは全く逆のアドバイスをされ続けてきました。

「小修繕くらい出来ないと仕事取れないぞ」

「クッションフロア張り替えはそんな難しくないから覚えておいた方がいいぞ」

「網戸張り替えが出来ると単価が上がるぞ」

などなど。

 

全て聞き流しました(笑)

 

理由は、色々と手を出して失敗してる人を沢山みてきたからです

 

今となっては、僕の判断は正しかったと確信しています。

 

もし、あなたが色々な分野に興味がある。

雑工事も覚えたいというなら止めません。

 

その代わり、覚えるタイミングだけ気をつけてください。

軌道に乗る前に焦って色々と手を出すと全て中途半端になります。

空室清掃の専門業者として、確固たる地位と安定した売上げを確保してからでも決して遅くありません。

 

まずは、愚直に空室清掃の専門業者として経験を積み重ねていきましょう。

困ったことがあれば、いつでもお問い合わせくださいね。

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