こんにちは、よわかつです。
恥ずかしい話ですが、以前の僕はプライドだけは人一倍高かったです。
そのおかげで、めちゃくちゃ損をしてたって話をします。
僕は未経験で40歳手前で脱サラ。
平成30年に個人でハウスクリーニングを起業。
詳しいプロフィールはこちら。
で、プライドの話です。
なぜ実力もないのにプライドだけ高い人間が出来上がったのか?
まずは幼少期から遡ります。
僕は子供の頃、背も小さく力も弱かった。(今もかw)
歳の離れた兄がいて、遊んでいても全然遊びになってなかった。
キャッチボール、サッカー、ファミコン、どれも本気でかかっても全然勝てない。
父親はあまり子供と一緒に遊ぶタイプじゃなかった。
だから、年の離れた兄が父親代わりみたいだった。
けっこうスパルタ。
自転車も兄が教えてくれたけど、とにかく厳しい。
泣きながら練習。
逃げ出したかったけど、それさえも許されず。
いまとなっては感謝すべきことだが、当時は兄の存在が怖くてしかたなかった。
そして何をやっても勝てなくて悔しい思いばかり。
全然手加減しない兄。
僕は負けるのがとにかく悔しくて、いつしか本気でやらないことを覚えた。
たとえ負けても「本気出してないから」と自分に言い訳をした。
もちろん、手を抜いてることが兄にバレたらめちゃくちゃ怒られる。
それも恐ろしかったので、「本気出してるフリ」を身につけた。
効果的だった。
負けは負けなんだが、心の中では「本気でやってないよーだ」みたいなことを考えてた。
いくぶん悔しさはマシになった。
だが悔しい気持ちがしこりのように心の奥にずっと残っていた。
それさえ気がつかないように、自分を騙した。
負ければ誰だって悔しい。
だから勝てるように頑張る。
普通はそう考える。
でも、僕は負けたくないと思いつつ、勝つ努力をしなかった。
そして自分が傷つかない方法を選んだ。
自分を守る為だ。
ちっぽけな自分を守る。
たったそれだけの理由で自分に嘘をついた。
そして言い訳を続けた。
小学校、中学校くらいまでずっと同じ感覚で学校生活を送ってた。
特別勉強もスポーツも出来なかった。
本当に平凡な学校生活。
ところが高校、大学と進むうちに特定の分野で自信を持てることができた。
そこで初めて、「本気出してないから負けても悔しくない」って考えから抜け出せた。
成功も失敗もしたけど、どちらも全力でやった結果。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。
それは全力を出した者だけが味わえる感情。
そう受け入れられるようになった。
だが、それも長くは続かなかった。
大学を卒業して社会人に。
高校・大学で自信を持てるようになったので社会人になっても大丈夫。
意気揚々とサラリーマン生活をスタート。
ところが・・・
全然会社に馴染めない。
入社直後の新人研修もさっぱりついて行けない。
指示されたことが1回で理解できない。
分からないことすらよく分かってない。
だから見当違いな質問をして相手を困らせてしまう。
で、あきれさせる。
そのうち質問するのが怖くなる。
自分で判断して見事失敗。
典型的なダメ社員。
せっかく高校大学で芽生えた自信はどこへやら。
なまじ自信をもったがゆえに、リバウンドの大きさに苦しむことに。
自己否定が強くなり、人間関係でのストレスが追い打ちを掛ける。
こうして新卒で入社した会社でのサラリーマン生活は数ヶ月で終焉。
そして、そこから起業するまでの十数年。
サラリーマン生活はずっと苦しかった。
一番長く続いた職場で5年。
とにかく仕事が続かない。
環境のいせいにしたり、時代のせいにしたり。
もうこれ以上、自分が傷つくのはごめんだと思った。
愚痴を言って、お酒を飲んで、いつか本気出せば変われるって言い訳ばかり。
いま振り返ってこれを書いてるけど、本当に恥ずかしいし、気持ち悪い奴だったと思う。
自分で思うんだから、周りはそれ以上に思ってたはず。
仕事や人生がうまくいって成功してる人のことは考えないようにした。
なぜなら悔しいから。
自分にないものを持ってる。
それは努力して手に入れたんじゃなくて、
最初から頭がいいとか、
実家が金持ちとか、
そんな風に思ってた。
本当は自分も成功に近づきたい。
しかし、頑張っても成功しなかったら逃げ道が無くなってしまうから。
そうすると言い訳ができなくなってしまう。
だからまた自分の心に嘘をついて自分を守った。
たまに自分を変えたくて読書したり勉強もしてみた。
だけどすぐに結果は出ない。
すると本のせいにしたり(笑)
ほんと救いようがない奴だった。
そんなどうしょうもない時でも一緒にいてくれた友人や家族には感謝しかない。
このように変なプライドが邪魔して、結果を受け入れない。
言い訳して逃げてばかり。
そんな生活の転機となったのは脱サラして起業してから。
この先も職場に馴染めず、人間関係のストレスを抱え転職を繰り返す。
そんな未来を変えたかった。
ここで変わらなきゃ。そう強く思った。
しかし、またしても失敗してしまう。
なんと開業初月の売上はたったの19,000円。
目の前が真っ暗。
でも、そこでプライドを捨てられた。
何かが吹っ切れた。
独立したとかいいつつ、19,000円しか売上なし。
そして翌月から見習いという名の修行にでる。
普通なら恥ずかしいよね?
周囲の目線は当然気になった。
それまでの自分なら言い訳もしたはず。
でも変なプライドを捨てたら一気にラクになった。
分からないことは知ってる人に聞く。
自ら進んで勉強する。
そんな当たり前のことさえ出来ていなかったと反省の毎日。
恥ずかしさ、悔しさを受け入れる。
変なプライドを捨てる。
素直に、そして貪欲に技術・知識に投資する。
それだけで、ここまで変わるのかとビックリした。
ひたすらインプットとアウトプットを繰り返す。
文字通り試行錯誤。
失敗から学ぶ。
泥臭いけど、でも確実に前進した。
もちろん、僕より凄い人は世の中に沢山いる。
僕より稼いでる人もたくさんいます。
でも、比べるのは過去の自分だけ。
昨日より今日。
今日より明日。
少しでも、前進してればそれで良し。
変なプライドを捨てたおかげで
独立から4ヶ月目には売上120万円を達成。
以後24ヶ月で売上2,761万円など、
開業初月からは想像も出来ない
成果を出すことが出来ました。
とはいえ、僕もまだまだ勉強中。
現状に満足してる訳ではありません。
これからも素直な気持ちで貪欲に知識を仕入れ、実行し、検証を繰り返す。
これを愚直に繰り返して、いまより自由な時間を増やす。
これを目標にしていこうと思ってます。
ハウスクリーニング独立開業のお悩み解決の情報発信では、
僕が決して順風満帆な人生では無かったからこそ、
お伝えできることもあると信じています。
そういった意味でも、
失敗も自分の気持ちとその後の行動しだいで
成功への糧となるんだなと気がつけました。
変なプライドを捨てられて本当に良かった。
心からそう思います。
そして、僕がプライドばかり高くて言い訳ばかりだった頃でも
見捨てずにこれまで一緒にいてくれた人達に感謝。
今回も思いついたことをガーっと書いたので、読みにくい部分があったと思います。
ただ、荒削りな分、勢いは伝わったかなと。
というわけで、
変なプライドは成長を妨げるので、
さっさと捨ててしまいましょうって話でした。