ハウスクリーニングの仕事を始めたばかりで、こんなお悩みありませんか?
- 掃除に時間を掛けすぎと言われた
- もう少し丁寧にやってと言われた
- クレームが多くて精神的にきつい
などなど。
僕もハウスクリーニングの仕事を始めた当初は同じ悩みがありました。
見習い先では、丁寧にやれば「遅い」と言われ・・・
スピード重視でやれば「雑。もっとキレイにして」と言われ・・・
一体どうすればいいんだよってのが本音でした。
しかし、作業時間ではなくて「仕上がりの基準」に注目することで
ハウスクリーニングでどこまでキレイにすればいいの?
っていう問題がスッキリ解決しました。
ハウスクリーニングの作業方法でモヤモヤしている方はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
ハウスクリーニングどこまでやるか問題
ハウスクリーニングで独立開業するにあたり、清掃技術は必要不可欠です。
そんなの当たり前、と思われそうなので深掘りしていきます。
まず、お客さんは『自分では落とせない汚れをキレイにしてほしい』からお金を払って仕事を依頼します。
自分でやっても同じ結果なら、わざわざお金を払いたくないですもんね。
しかし、ハウスクリーニングは『どこまで時間を掛けるか』『どの程度までキレイにするか』の判断がとても難しい仕事です。
※どのくらいの範囲をやるかの問題については記事作成中※
掃除というのはある意味で終わりがありません。
形あるものを作るのでは無いので明確に『これで完成』というものが無いからです。
例外はもちろんありますが基本的には時間を掛けるほどキレイに出来るケースが多いです。
しかし、仕事でやる以上はお客さんの都合や期日もありますので、どこかで区切って掃除を終わらせる必要があります。
掃除を終わらせる基準を考えよう
結論から言うと掃除を終わらせる基準となるのが【お客さんが満足するか】です。
もっとシンプルに説明すると【クレームにならない仕上がりが基準です】
理由は、例えば10分しか掃除しなかった場所でもお客さんが満足すればそれが正解だからです。
逆に、お客さんが満足しなければ1時間掛けて掃除してもクレームとなります。
僕も初心者の頃は時間を掛けてやったのに仕上がりは全然でした。
例えば先輩は1Kを5時間くらいで終わらせてクレームなし。
それに比べて、僕は1Kを10時間くらい掛かったのにクレーム発生。
自分の中では一生懸命やったし、時間も掛かってやったので仕上がりには自信がありました。
しかし、掃除し忘れた場所があったり、掃除したと思ってた場所がまだ汚かったり・・・と散々。
クレームになることが多かったです。
つまり、どのくらい時間を掛けたかよりも結果こそ全ての世界です。
僕がいくら10時間かけて一生懸命やりましたと言っても、汚ければ意味がありません。
つまり作業時間は関係ないということです。
クレーム内容は様々あります。
見る人が違えばクレームになる、ならないも変わります。
したがって、これはクレームになると断言するのは不可能です。
しかし、経験からある程度「これはクレームになりそうだな」というのは自然と身についてきます。
まわりにハウスクリーニング経験者がいれば過去どんなことでクレームになったか聞いておくのも大切です。
実体験に基づく話が聞けて、現場でも掃除のやり方だけじゃなく「仕上がりレベル」を実際に目で見て確認できるので見習いに行って修行するのはおすすめです。
※見習い先の探し方の記事は作成中※
仕上げの最低基準を持つこと
仕上げの基準はお客さんが満足するかどうか?
でも、満足だけを基準にすると落とし穴があります。
不満足でクレームになる
ーーーーーーーーーーーーー
いちお満足
↓
やや満足
↓
満足
↓
とても満足
↓
感動レベル
満足だけでもこのくらいレベルの違いってありますよね?
だから、あえて言うと【クレームにならないこと】を最低基準に設定する必要があります。
上の図で言うとまで仕上げてあれば合格とします。
その上で時間に余裕があれば、もう少し仕上がりを磨いて完成度を高めていきます。
え?ハウスクリーニングのプロとしてはどれだけお客さんに満足してもらえるかでしょ?
という考えもあると思います。
しかし、クレームを出さないことが出来てはじめて上を目指せるということです。
ハウスクリーニング初心者は100%の仕上がりを目指す
ハウスクリーニング初心者は100%の仕上がりを目指してください。
「え?クレームにならなければいいんでしょ?」というのはもう少し経験を積んでからのお話。
くわえてクレームにならない仕上がりはあくまで最低基準です。
しかも、ハウスクリーニング初心者が最初から最低基準を目指していたら実際の仕上がりはそれ以下になってしまします。
理由は100%全力で掃除したつもりでも、経験者からみたら仕上がりレベルはだったりします。
悲しいですが僕の経験から言って事実です。
ハウスクリーニング初心者がやるべきこと
初心者のうちはとにかく難しいことは考えず時間が許す限り全力でいきましょう。
かといって時間や期日内に終わらないのはダメですよ?お客さんの迷惑になりますので!
あくまで一通り終わらせてから、仕上がりの完成度を高めていきます。
後からチェックをすることで、やり忘れ防止になります。
さらに、後からみたらまだ汚かったということが防げます。
空室清掃であれば、まずは100件全力やってみましょう。
100件終わる頃には、全力でやった仕上がりがくらいになっているはずです。
100件というのは、予定をぎっちり入れれば3ヶ月で達成できる件数です。
もう少しゆとりをもっても、1ヶ月に20件やれば5ヶ月という感じです。
ゆくゆくは
全力でやった仕上がりが
これを目指しましょう。
許される時間やお客さんの要望(それなりでいいから安くしてほしい等)に応じて、自分で仕上がりを調整出来るようになるのが理想です。
よく、「さっとでいいから」とか「カンタンでいいから」といわれても困るという掃除業者がいます。
気持ちは分からなくもないですが、お客さんがどこまでのレベルを求めているか理解するのも大切です。
必要に応じて仕上がり具合を調整することは手抜きでもなんでもありません。
むしろ、「仕上がりに調整なんて出来ないから料金の相談にも乗りませんよ」という業者は敬遠されます。
ちょっと想像してみてください。
例えば髪を切りに行った時、どちらの美容師さんにお願いしたいですか?
A.うまく説明できなくても、イメージだけを伝えて満足な仕上がりにカットしてくれる美容師さん
B.どこを何センチ切るか指定してくれないと思うような仕上がりにならないという美容師さん
Bの美容師さんもプロとしてこだわりがありそうですが、実際は責任を取りたくないだけです。
または、お客さんがうまく言語化できないイメージを共有して形にするセンスが足りないといえます。
ハウスクリーニング業者も、お客さんのイメージする仕上がりを共有してそれにあわせた作業内容と料金を提案する力が必要です。
そのためにも、最低限クレームにならない基準~お客さんを感動させるレベルの仕上げまで出来る必要があります。
まとめ
仕上がりの最高を100とします。
クレームにならない仕上がり基準を50とします。
初心者のうちは全力を出しても50くらい。
ちょっと油断したり、集中力が切れると平気で40くらいに下がります。
だから時間を掛けて一生懸命やったのにクレームになることも多く落ち込みます。
しかし、空室清掃を100件やったあたりで全力での仕上げが60くらいになります。
あとは、ひたすら経験を積んで全力の仕上げを100に近づけます。
ベースの仕上げる力が上がれば、それだけ幅広い仕事が出来てお客さんの要望にも応えられるようになります。
結論
ハウスクリーニングをどこまでやるかは【クレームにならない程度の仕上がり】が最低基準。
まずは、最低基準をクリアする。
それ以上どこまでの仕上げを目指すかはお客さんの要望・予算・日程などからその都度変えていく。
・カンタンでいいから安くして欲しい
・予算が上がっても良いからとことんキレイにして欲しい
どちらの要望にも応えられるように、技術と経験を積んでいきましょう。
初心者でこれから経験を積みたい人におすすめの記事はこちら