【初心者の壁を乗り越えろ】空室清掃で無駄なくキレイにする方法を伝授します。
こんな方におすすめ
- ハウスクリーニング初心者
- 空室清掃に時間が掛かっていてどうにかしたい
- 空室清掃のクレームを減らしたい
- うまくいかない原因と対策を知りたい
- スピードとクオリティのレベルを上げたい
最後まで読むことで、やるべきことが明確になります。
目次
ハウスクリーニング初心者の壁
僕が空室清掃の専門業者で見習いをしていた時の体験談。
最初の頃は先輩と同じ現場で掃除のやり方を教わります。
ある程度やり方を教わったら「終わったら呼んでね」「なんか困ったら呼んでね」という感じで先輩は違う所へ移動します。
例えば僕が一人でキッチンを掃除をしてる間、先輩は窓とベランダ掃除をする感じです。
ところが始めたばかりの僕は、とにかく時間が掛かってました。
僕がなかなか呼びに行かないので、いつも先輩が様子を見に来てました。
先輩が30分で終わるところを2時間くらい掛かってました。
そして時間を掛けて(掛かって?)終わった所をチェックしてもらうと・・・ダメ出しばかり・・・。
最初は本当につらかったです。
でも、物覚えが悪い後輩で先輩も僕以上につらかったと思います(泣)
時間が掛かる原因は3つ
いま振り返ると原因は3つ。
- 単に作業に慣れていなく時間が掛かっていた
- やり方が分からなかった
- どこまでキレイにやるかの基準が分かって無かった
詳しく説明します。
まずは100件やって作業手順を体で覚える
まず1の『作業に慣れていなくて時間が掛かった』の原因は何か?
それは作業の順番を体で覚えていなかった、ということです。
たとえば、
- 上から下に掃除する
- 時計回りに掃除する
- 部屋の奥(ベランダ)から手前(玄関)に向かって順番に掃除する
- 洗剤につけ置きするものは、最初にしておく
- 道具の準備や片付けをスムーズにする
ほかにも色々ありますが、上記のような基本が出来ていないこと原因です。
頭では分かっていても・・・やっぱり繰り返しやって経験を積む必要があります。
正しいやり方さえ分かっていれば、あとは慣れの問題。
あまり気にしなくて大丈夫です。
まずは空室清掃を100件やることを目標にしましょう。
空室清掃では間取りは違っても、道具の搬入~最後のワックス掛け~道具の撤収までほぼ同じ流れです。
ココがポイント
100件終わる頃には、作業手順が体に染みついて無駄な動きが無くなりますよ。
やり方は復習して覚える
次に『やり方がわからない』問題です。
先輩から教わったことは、後から復習出来るようにメモを取りましょう。
僕は教わった時に分かるつもりになって、いざ自分でやる時に「あれ?どの道具を使うんだっけ?」ということがよくありました。
そのたびに聞きに行くので、時間が掛かる原因になってました。
メモを取るようになってからは、休憩時間や家にいるときにメモをパラパラ流し読みしてました。
すると教わったことが目からも情報が入ることで、やり方を覚えるスピードが上がりました。
そうは言っても、掃除中にメモを取るのが大変な時もありますよね?
そんな時は作業が落ち着いたタイミングを見計らって、もう一度聞いてメモしましょう。
掃除する箇所や材質、汚れの種類によって使う道具も洗剤も変わってきます。
覚えるまでは大変で、作業時間も掛かります。
ココに注意
しかし、やり方に少しでも不安があれば迷わず聞きましょう。
やり方を間違えて壊したり、傷をつけてしまった後では遅いです。
迷ったら確認しましょう。
どこまでキレイに掃除するかの基準を覚えよう
いよいよ最後。
『どこまでキレイに掃除するかの基準』について。
これは初心者のうちは本当に分からないですよね?
僕も最初は全然わからなかったです。
たとえば、時間を掛けてキレイにしたのに「そこはサッとでいいよ」と言われたり。
逆に、「このくらいで大丈夫かな?」ってところを「甘い!もう少しキレイに!ほら、ここにまだ汚れあるぞ!」と言われたり。
軽くパニックになってました(笑)
こちらの記事でも書きましたが、最低限の基準はクレームにならないことです。
ハウスクリーニングの仕事が合わないと感じる人は、どこまでやるかの基準をマスター出来ずに辞めていくケースがほとんどです。
たとえば僕は初心者の頃に時間を掛けてカーテンレールをピカピカに磨いていました。
そうしたら、先輩から「そこまでやらなくていいよ」と言われました。
反対のケースでは、トイレ掃除をした後に先輩から「この裏側にまだ汚れがあるよ」と言われたり、
キッチンの水栓を「もう少し光らせて」などと言われました。
こうして言葉で書いてもキレイにする程度を説明するのは難しいですよね?
僕がハウスクリーニングの仕事を始めるなら見習いに行くのをオススメするのは、仕上げの基準を実際に目でみて覚えられるからです。
掃除のやり方はネットでいくらでも情報があります。
動画もたくさん出ていますよね?
それで勉強するのは賛成ですし、どんどん情報を仕入れるべきだと考えます。
しかし、実際の現場で体験することも重要です。
百聞は一見にしかず、とも言いますので。
最後のチェックは絶対にしよう
見るお客さんによって違いはありますが、経験を積むほどクレームになりやすいパターンを覚えます。
初心者の場合は、どこがクレームになりやすいか、どのくらいの仕上がりだとクレームにならないか分かりません。
それでついつい時間を掛けてやり過ぎてしまう。
結果的に時間が無くなり、集中力も切れるので最後のほうはクオリティが下がる。
最後に見直す時間もないので、やり忘れがあっても気づかない。
そしてクレーム発生という悪循環になります。
最後のチェックは絶対にしましょう。
まとめ
ベテランは無駄なくキレイに仕上げることが出来ます。
その理由をまとめるとこうなります。
- 作業手順を体で覚えてるから動きに無駄がない
- 箇所や汚れに応じて最適な洗剤や道具を選べて、やり方をマスターしている
- お客さんが特に気にするところを重点的にやってクレームを回避
- 最後のチェック大切にして時間をかけている
無駄なくキレイに仕上げるのは最初は難しいです。
しかしポイントを押さえて、まずは100件を目標に空室清掃をやりましょう。
100件終わる頃にはきっと、今より時間が短縮したのにお客さんの満足度は上がっている状態になっていますよ。
ポイント
大切なのは、無駄をなくしてスピードアップ。
スピードが上がるから最後に時間を掛けてチェックが出来る。
この流れを作ること。
手を抜いて時間を短縮するのはダメですよ。
ぜひ意識して頑張ってくださいね。
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