空室清掃をしているが遠い現場が多い、そんな悩みありますよね。
たくさん仕事を取るために営業エリアを広くしている、という人も多いのでは?
しかし、僕は【個人で空室清掃をしてるなら遠くの現場は出来るだけ行かない】方が良いと思っています。
なぜ、遠くの現場は出来るだけ行かない方がいいのか?詳しく解説します。
目次
遠い現場はガソリン代が馬鹿にならない
僕も独立開業した当初は頼まれれば遠い現場でも行っていました。
片道50km以上は当たり前で、お金が無かったので行きも帰りも下道。
2~3時間かけて現場に行って、また2~3時間かけて家に帰るなんてこともありました。
参考
遠い現場はそれだけガソリン代も掛かります。
往復100kmで、車の燃費がリッター10km、ガソリン代がリッター150円と仮定した場合、ガソリン代だけで1500円となります。
例えば、1ヶ月に10回ほど往復100kmの現場があればガソリン代だけで15,000円が消えていきます。
12ヶ月で180,000円。
地域密着で営業する場合と、営業エリアを広くして遠くまで行くスタイルでは年間での経費は大きく変わってきます。
遠い現場だから単価が上がれば良いですが、なかなかそう上手くいかないとツライですよね。
遠い現場は移動時間が無駄
参考までに、1kを作業時間5時間、単価20,000円で行うと1時間あたりの作業単価は4,000円です。
そう考えると、昔の僕のように遠い現場に行くために車の運転だけに往復5時間かけることは非常にもったいないですよね。
トラックドライバーやタクシードライバーと違い、車を運転して現場との往復をしてる時間は何も利益を生んでいません。
ですので、移動時間は可能な限り短くして、その分を作業にあてる時間を増やした方がメリットが大きいです。
埼玉県の平均通勤時間
政府が公開する統計データによると、埼玉県に住む方の平均通勤時間は
43.7分です。
僕が住んでる埼玉県民の平均通勤時間を考えても、片道1時間以内の現場までにしておきたいところですね。
車を運転している時間を減らした分、プライベートな時間を増やすことが出来ます。
家族と過ごす時間、自分の趣味を楽しむ時間、心と体を休める時間、こういった時間を充分に確保出来たほうが嬉しいですよね?
また、移動時間を減らすことでホームページの作成や営業活動に時間を使うことも出来ます。
1日は誰しも平等に24時間です。
出来ることなら、遠い現場への移動で時間に追われる毎日から抜け出したいですよね?
遠い現場はリスクが大きい
空室清掃では、作業後のチェックが後日になるケースがほとんどです。
在宅清掃であれば作業終了後すぐ確認してもらい、万が一手直しがあってもその場で対処できます。
しかし、空室清掃では数日後に「この前やってもらった物件なんですが~」と手直しやクレームが入る可能性があります。
遠くの現場であれば片道2~3時間かかって、手直しに行くことになります。
ほとんどの場合、こちらの落ち度での手直しやクレーム対応は無償対応となりますよね。
僕にも経験がありますが、自分の責任とはいえ遠い現場での再出動はこたえます。
また、これも自分の責任なんですが、鍵を返し忘れて自宅に到着する直前で気がついてまた物件に戻ったこともあります。
人間ですから、気をつけていても誰もがミスもあれば忘れ物もします。
そんな時、現場が遠いとダメージも大きいものです。
それでも、遠くの現場に行くメリットは何かありますか?
個人で空室清掃をやるなら「地域密着」が断然おすすめ
いかがでしたでしょうか?
遠い現場の割合が多いと、移動そのものに経費と時間を奪われてしまいます。
忙しいはずなのに、なぜか手元にお金が残らないパターンは避けたいですよね?
そこで、やっぱりおすすめなのが地域密着型の営業スタイルです。
移動にかかる時間と経費を最小限に抑える。その分、浮いた時間とお金を新規開拓の営業に投資する考え方です。
地域密着の営業スタイルにすることで、フットワークが軽く小回りの効く業者としてアピールすることが可能です。
さらに、広告や営業活動をする際にも地域を限定することで限られた予算と労力を最大限有効に使えます。
選択と集中を地域密着スタイルと掛け合わせ、あなた独自の営業スタイルでファンを獲得していきましょう。
まとめ
- 毎日、朝早くから夜遅くまで時間に追われてる。
- 忙しい割に何故か手元にお金が残らない。
- 目の前の仕事に追われて自分がやりたいことが出来ない。
- 家族と過ごす時間がほしい。
- 新規開拓の営業をしたいけど時間がない。
などなど。
その原因は遠い現場の件数が多いことが原因かもしれません。
僕は地域密着営業のスタイルに切り替えてから、一気に生活の満足度が向上しました。
ココがおすすめ
- 移動時間の短縮により時間に余裕が出来るから営業が出来る。
- 移動の経費を抑えられるので営業活動費の予算を増やせる。結果として新規のお客さんが増える。
- 地域密着なのでお客さんからの信頼度がUPし、紹介案件が増える。
- 自由な時間が増えて、家族と過ごしたり趣味を楽しんだり出来るようになった。
このように、同じ仕事をしていても営業エリアを絞るだけで時間の使い方は全く違ってきます。
遠い現場の割合を減らして地域密着で近い現場の件数を増やしたい。
具体的なやり方、営業方法については別の記事で詳しく解説していく予定です。
結論:遠くの現場より近い現場を増やそう